chapitre 1 始まり。

9/16
前へ
/113ページ
次へ
「あー!今笑ったですね!?人の事笑うのはあかんなんですよー!?」 「はははっ、悪い悪い。悪気があった訳じゃないんだ。つい面白くて、な?」 「な?じゃなかとですよー!?」 最早言動が無茶苦茶になっている。早めに許可した方がいいかもしれない。 「悪かったよ。そんなに無理しなくていいから、喋りやすいように喋っていいって」 「本当に!?それじゃあ・・・コホン」 と、一つ咳払いをするカチューシャ。 「それじゃあ改めてよろしくね、宗。ボクの事はカチューシャでいいから」 「問答無用で呼び捨てかい・・・しかも一人称まで変えてたのか。まあいいや、隣同士よろしくな、カチューシャ」 握手を交わし、固い絆(?)が結ばれつつあるように感じた矢先。
/113ページ

最初のコメントを投稿しよう!

108人が本棚に入れています
本棚に追加