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勝ち誇ったような笑みを浮かべ、それでいて人一倍優しいちっち。
同級生なのにしっかりしていて姉御のようなちっち。
優等生だが、少し頼りないタッチはちっちに頭が上がらない。
「実質あと三ヶ月しかないんだよ?分かってる?」
「分かってるって…。言い方がキツイよな」
「何か言った…?」
「いや、何も。」
「全部聞こえてるよ」
「あちゃっ…。まずい。」
「まずいなら、言わない方がいいよ…。」
「………。」
たっちは、唖然として言葉を失った。
小さい時は、男の子に混じって遊んでいた。確に男だったら、頼もしいかもしれない。
しかし、やはり高校生になると少しは女らしくなってきた。
だから、意識して好きになって
でも性格だけはそのままだった。
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