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決勝トーナメントまで残った四人の超めんどくさがりがりたちも試合が進み、二名が敗退し、日本一を争う者は残り二名となっていた。
最終試合のテーマは、料理、どれだけめんどくさがって炒飯を作れるかを競う。
二人のめんどくさがりは、野菜は包丁を使うのがめんどくさいのか、手でちぎりフライパンに放り込む。
卵の殻が誤って入ってしまい、取ろうとするが、なかなかうまくいかず、めんどくさがって諦める。
審査員の一人がいった。
めんどくさがりの神に愛された二人と言えるな。
かなり接戦の対決だったが、ネギを入れた者の方が、めんどくさがりじゃないとされ敗北。
優勝者はネギもなし炒飯を作った23歳女性となり優勝トロフィー授与のとき、大会委員長のもとにスタッフの一人が興奮した様子で耳打ちをした。
「なに…!ほんとうか」
と委員長。
そしてめんどくさがりの女性にいった。
「すまない…優勝は君じゃなかったようだ。決勝トーナメントまで残っていて今日こなかった選手が一人いただろ、その男の欠席理由が、行くのめんどくさいから、だったそうだ。優勝者はそいつだ…」
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