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ここは…自然の豊かな場所…
小鳥が鳴いている…
私は『石川大蔵』…
今日、大蔵は同級生の山本和子と学校を抜け出して遊んでいた…
「やっぱり学校なんて行っても意味ないぜ!」
大蔵は言う。
「そう…学校も結構、楽しいと思うけど…」
クスクスと笑いながら和子は答えた。
「そうかな…」
大蔵は不満そうな顔をして答えた。
そして…
しばらく沈黙が続いた…
大蔵はその空気が苦手だった。
そんな大蔵が言う。
「面白い場所があるんだ…一緒に…行かねーか?」
「面白い場所…?」
和子は大蔵の輝く瞳に少し不安を抱きながら真剣に大蔵の顔を見つめた…
「大人には分からない秘密の場所だぜ!」
大蔵は自慢そうに言った…
和子は不安な気持ちがありながらも、コックリとうなずいた。
大蔵は和子の手を強く握り深い茂みの中に入っていった…
和子は最初は恐かったらしいが、その神秘的な世界に飲み込まれていった…
「わぁ…すごい…」
和子は自然の美しさに見とれていた…
「獣道に近いけどいいだろう?」
大蔵は笑いながら言う。
「もっと奥の方にいくとすごいのが見れるぜ…」
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