3.メール

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来るはずのないメールだった… でも、それを待ってたわたしがいる… よくある悪徳な何かだろうと思いつつ、 それでも… 〈慎‥生きてるの?〉 そんな期待を抑えられなかった。 その期待が、衝動に変わる時には、 何から始めればいいかも分からないまま、 行動に出ていた。 「タカちゃんマキちゃんごめん! 今日、一緒に帰れない!!」 急遽、帰り支度に追われた手は、 1、2個何かを落としたかもしれない。 しかし、 気持ちの方はそれを拾う余裕も、 気に留める余裕もなかった。 「なんで~ ユイ?何かあったの!?」 なぜか笑顔でそう聞く 2人を振り切るように 忙しく、 学校を飛び出した。
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