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来るはずのないメールだった…
でも、それを待ってたわたしがいる…
よくある悪徳な何かだろうと思いつつ、
それでも…
〈慎‥生きてるの?〉
そんな期待を抑えられなかった。
その期待が、衝動に変わる時には、
何から始めればいいかも分からないまま、
行動に出ていた。
「タカちゃんマキちゃんごめん!
今日、一緒に帰れない!!」
急遽、帰り支度に追われた手は、
1、2個何かを落としたかもしれない。
しかし、
気持ちの方はそれを拾う余裕も、
気に留める余裕もなかった。
「なんで~
ユイ?何かあったの!?」
なぜか笑顔でそう聞く
2人を振り切るように
忙しく、
学校を飛び出した。
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