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二手に分かれたSEEKsは、離れながらもお互いに援護をしながら着実に合流ポイントへ向かっていった。
「すごいですね、サリアさんの狙撃の腕。」
サーフェスが興奮した様子で、ハットに話しかけた。
「あの狙撃の精度はサリアだけのモノじゃない。」
「?」
「観測手であるハンクの腕と、2人の信頼関係がアノ狙撃を生み出している。」
「・・・なるほど。」
サーフェスには凄過ぎてよく分からない様子だった。
それをハンクが遠くから見ていた。
「あの2人付き合い長いのかい?」
「さぁ・・、私の聞いた話では、まだ赤ん坊だったサーフェスを戦地跡でハットが見つけて育てたらしいわ。」
「どうりで動きがベテランなワケだ。」
狙撃組みの2人もハットたちの息の合った動きに驚いていた。
「さ、そろそろ移動するわよ。」
「リョーカイ♪リョーカイ♪」
4人は合流ポイントに到着した。
「みんなそろったな、これから下山する。山の中腹にGGと言う要塞がある。今は使われていないが・・・」
「敵組織が潜んでる可能性がおおいにあるってわけね。」
サリアがハットの言葉を先に言った。
「そうだ。気を引き締めていくぞ!」
SEEKsは山頂を後にした。
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