Act3

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「寒くなってきましたね。」 サーフェスが白い息を漏らしながら言った。 「山を越えたから気候が大きく変わったんだろう。」 先頭を行くハットが振り返らずに言った。 「さぁ、もう少しで大きな倉庫があるはずだ。そこで少し休憩しよう。」 ハンクがついでにハットに質問する。 「なぁ、あのアフロ野郎が言ってたが、俺達の行動は敵に筒抜けなのか?」 4人は足を止める。 サリアが続けていう。 「確か、ボスがどうとかって言ってたわね。いったいどうやって・・、衛生でも使ってるのかしら?」 すると思い出したかのようにハットが返答した。 「確かにTHE HIDEがここまで巧く世界を混乱させる事ができるのはおかしい。なぜSEEKsがすぐに対処できなかったんだ?」 「もしかして・・・」 少し間をおいてサーフェスが深刻な顔で言う。 「もしかして、SEEKsのすべての行動が、最初から筒抜けだったってことですか・・・?」 沈黙が続く。 少ししてハットが口を開いた。 「今はそんな事を考えても仕方ない、もう進むしかない。」 「そうね。さすがの相手も細かいところまでは分からないはずよ。」 4人はうなずく。 「んなら気にせず行こか♪」 「あぁ。」 SEEKsは再び歩を進め始めた。あたりには雪が積もり始めていた。
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