Act3

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4人は目的の大きな倉庫にたどり着いた。ハットが倉庫内を確認する。 「よし、ここには敵がいないようだな。」 「だっはぁ~、やっと休めるぜ~・・・」 ハンクがだらしなく地面に倒れこむ。それをサリアがしっかり叱った。 だがハンクは聞き耳を持たないようだ。 しかしそんな中、ハットは休もうとせず 「俺はもう少しこの倉庫を探索してみる。役に立ちそうなものがあるかもしれない。」 そう言ってから3人が了解すると、離れて行ってしまった。 ハットが見えなくなって少しするとどこかで叫び声が聞こえた。 「ぐわぁぁぁ!」 「ハットさんの声だ!!」 サーフェスが一番に気付いて、ハットの向かった方に走っていった。すぐにサリアとハンクが後を追う。 「これは・・・!?」 サリアとハンクが追いつくと、そこには血を流して横たわるハットと、ハットに必死で問いかけるサーフェスがいた。 「ハットさん!聞こえてますか!?ハットさん!!!」 「落ち着いてサーフェス!ハットは気を失っているだけよ。すこし出血が多いけど、たいした怪我じゃないわ。」 サリアに続いてハンクが傷を見る。 「こりゃナイフで切られた跡だ。事故じゃなさそうやな・・」 「じゃぁいったい誰が?」 少し落ち着いたサーフェスが尋ねる。すると姿は見えないが、明らかに近くで人の笑う声がした。 「フッフッフッフ・・・」
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