14人が本棚に入れています
本棚に追加
しばらく歩くと4人は市街地の戦地跡にやってきた。
「山のふもとは意外と温かい所なのね。」
市街地の中を少し歩くと、いきなり鋭い音がした。
ピキュン!!
「!?」
それは4人のすぐ近くに着弾した。
「敵のスナイパーよ!隠れて!!」
サリアがそう言うと4人は一時後退して、建物の影に隠れた。しかし・・
ピキュン!!
「きゃぁーー!!」
一番後方を走っていたサリアが、血を噴き出して地面に倒れた。
「サリアーーー!!」
ハンクが思わず建物から身を乗り出して叫んだ。しかしすぐにハンクの頭を弾がかすめる。
どこからか声が聞こえてきた。
「隠れても無駄よ!」
「誰だ!!」
サーフェスが声の主に投げかける
「私は、ヘブンリー・ホークアイ。ボスのところへ行くには必ずここを通らなくてはいけないわ。でも私が通さない!」
「くそっ!サリア・・」
「ハンク、今は出て行ってはダメだ。スナイパーの餌食になる。」
ハットがサリアのところへ向かおうとするハンクを止めようとする。しかしハンクは、奥の道から敵兵士がぞろぞろとやってくるのを見て
「ちくしょう!サリア!今助けるからな!!」
「まて!ハンク、無茶するな!」
ハンクはサリアの元へ駆け出していった。
それを見てハットとサーフェスもハンクをカバーしに走った。
「行くぞ!サーフェス!!」
最初のコメントを投稿しよう!