Act4

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「サリアー!!」 ハンクが血を流しながらもサリアの元へ走ってくる。 「よく頑張った・・。よく頑張ったサリア・・・。もういいぞ、ゆっくり休むんだ。」 「ハンク・・・許して・・、ずっとあなたの狙撃手でいる約束を守れなかったわ・・。」 ハンクは首を振る。 「何言ってるんだ!・・サリア、お前はこれからも俺の狙撃手であり妻だ。そして俺はお前の観測手であり、よき夫だ・・。」 サリアが少し笑ったように言う。 「ふふ・・・牧師さんみたいな言い方ね・・・・。」 「・・・・・・ハンク。」 だんだん声の小さくなっていくサリアの言葉を、ハンクはしっかりと聴いてあげていた。 「ん?なんだい・・・?」 「・・・ハン・・ク・・、・・ずっと、・・・ずっと愛してる・・ゎ・・・・。」 そう言うとサリアは眠るように息を引き取った。 ハンクはサリアに向かって、もう届かない返事を返す。 「ありがとう。俺も愛してるよ・・・。」 ハットがハンクにやさしく問いかける。 「ハンク・・行けそうか?」 ハンクは首を振って答える。 「もう少しだけ、ここに残る・・。なーに♪すぐに追いつくさw」 無理やり元気にハンクは振舞う。 「だから・・・先に行っていてくれ。」 ハットは「わかった」と返事をすると、サーフェスをつれて先に進んで行った。 「行くぞ、サーフェス。」 サーフェスは返事ができないほど泣いていた。
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