栄光と挫折…ドラマチックホース トウカイテイオー

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トウカイテイオー …父は無敗で三冠を制覇し、日本競馬の歴史に敢然と輝く名馬シンボリルドルフである。 彼もまた、デビューから連勝し、父に続いて圧倒的強さで無敗で二冠を達成。 ファンは彼に父の姿をだぶらせ『無敗の三冠』の夢を抱いた。 …ダービー後、彼は骨折した。三冠の夢は儚くも散ったのであった。 翌年、大阪杯で見事に優勝し、ファンは再び彼に夢をのせ、春の天皇賞では一番人気を支持した。 最大のライバル、メジロマックイーンは菊花賞と前年の天皇賞を制したステイヤーだ。 レースは最終コーナーでトウカイテイオーの行き脚が鈍り、マックイーンが連覇を達成した。 …テイオーは負けた。骨折していた。 長期休養を挟み、秋の天皇賞に挑んだ。 今回は東京競馬場2000m。ベストな条件だ。 しかし、レースはダイタクヘリオスとメジロパーマーが作り上げたハイペースに飲まれ、結果7着であった。初めて掲示板を外した。 ジャパンカップ、過去に父が制した日本を代表するレースは、今回も世界の名だたる強豪が募り、過去最も盛り上がったレースといえよう。一番人気は3歳牝馬ユーザーフレンドリーだ‼
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