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亀吉の話を聞いた僕たちは、天狗の子は仲間に入りたかったんじゃないか、という結論に至った。そしてあれこれ話し合った末、今度出てきたら逃げずに仲間に入れてあげよう、ということになった。
亀吉いわくは、天狗の子には人間の言葉は通じないらしいが、そんな事は火がついたような僕たちの好奇心の前ではなんでもなかった。
しかし結局、天狗の子を仲間にすることはできなかった。というのも、彼はそのあと一度も出てこなかったのだ。
僕たちは遊び場を二つ隣の路地へと移したが、ついに天狗の家の戸が開くことはなかった。
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