177人が本棚に入れています
本棚に追加
でも…どうしよう…
そりゃ早く記憶戻したいけど自分が死ぬとこなんて絶対やだよ…
一応他の方法はあるっぽいしアイツに聞いてみようかなぁ
つかそんな方法あるんだったら言えっつーの
あ アイツってアイツね。
ケントというたムカつく男。
そいや今何してんだろ??
アイツも嫌なヤツだけど まだこの人よりはいいよ。
早く会いたいなぁ…
…………を?
会いたい??
なんで??
一人でもんもん考えてたら
いきなり少女がずいっと顔を覗き込んできた。
「顔」
「へ?」
「超にやけてる」
にやけッ!!?
私はバッと両手で顔を覆ってみた。なんか熱くなってきた顔を少女からそむけて 私はちょっとキレ気味に弁解した。
「にやけてないよッ」
「ふふッ 赤くなっちゃってかーわい♪好きな人のコトでも考えてたの?」
「違うからッ あんな奴好きどころか嫌いだし!」
「……記憶戻ってなかったんじゃないの?」
「え…戻ってないけど……」
「じゃあ そのあんな奴って誰?私より前に他の幽霊に会ったの??」
「会った…けど…」
…あ……。
ぞくっ…
空気が
変わった―――
.
最初のコメントを投稿しよう!