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…ゴミ
パンの袋とか
空き缶とか
ガサガサと机の中からいっぱい落ちた。ゴミの下に私のノートが見える。私はノートをゆっくり引き出した。
“バーカ”“男好き”
そんな悪口がノートいっぱいに殴り書きされている。その下にはココでは言っちゃいけないような…下品な絵が書かれていた。
なんつ~古典的……
って問題はそこじゃないって!!
なんなのこれ!?
これって
世間で俗に言う…
「あー教室にゴミ箱が一個増えてる~」
「ホントだぁ 近いじゃん!超便利~☆」
後ろの方の席から 結希と結希のまわりの席の女子が私を指差してる。
コンッ
あたッ 何!?
私の頭にジュースの紙パックが当たった。
これ…さっき…結希が飲んでたヤツ……だ。
「ナイッシュ~♪♪」
きゃはははッ
教室に結希とその友達の笑い声が響く。その様子を見て他のクラスメートもかすかに笑っていた。
先生は―――…
ガン無視。
なんとなく
分かってきた。
私は……
私は今 世間で俗に言う
“イジメ”
にあってるんだ―――
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