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「嘘だよ…だって……私は…」
『ホントかわいそう…ね?千佳子ちゃん…』
少女の声が私を哀れむ。
声だけなのに…ものすごく冷たく睨まれてる気がした。
体がガクガクと震えてとまらない…。
『親友2人に裏切られて』
声が続ける。
「やっ…」
私は耳を塞いだ。それでも声は変わらずに冷たかった。
『クラス全体からイジメられて』
「そんなの…うそ……」
『心も体もボロボロになって』
「…ち……が…」
『苦しくて辛くて最後には…
――― 自殺しちゃった ―――
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