母からの告白

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この時、私はアトピーの痒みに耐えられず顔を掻きむしって腕・顔はボロボロだった。それを見兼ねた母が 「病院に行こう」 と言ってきたのだ。 私は家族と歩いたり、一緒に居るのが堪らなく恥ずかしかった。中学生という事もあって、反抗期だったんだと思う。 「いい。一人で行く」 という私に 今回の母は首を大きく左右に振り 「ついて行く」 とまったく聞いてはくれなかった。 私の気持ちを無視するように…。 私は仕方なく母と一緒に病院に行くことにした。
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