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ゴジラ「え…だって…え…?私の勘違い…?」
今度は松井さんがパニクりだした。
私「あの頃『ラッセエラーさん』が周りに松井タクヤくんに告られたって言いふらしてたから、すごく噂になったし…」
それを聞いた松井さんは両手で顔を隠し、独り言のように小さく呟いた。
ゴジラ「私…てっきりラッセイラーの事だと…え…じゃあ私今までなんの為にラッセイラーに嫌がらせしてたの…?」
いや、聞かれても。
私「あ、因みにラッセエラーさんは隣町の高校に通ってるって聞いたよ…」
私は『ラッセエラーさん』が通う高校の方向を指さした。
ゴジラ「…マジでー…?」
松井さんは顔から両手をどけ、泣きそうな顔をしながら私を見た。
そして
ゴジラ「…タクヤ、あれ以来引きこもってて高校行ってないし…連絡取れないし……あっ!タクヤのママに卒アル見せてもらって、その『ラッセエラー』って女が本当に居るか調べてみる!
まだラッセイラーの事信じてる訳じゃないからねっ!」
『ラッセエラー』は存在するよ…
だって
私「あたしラッセエラーさんに、デブのくせにスカート短くしてんじゃねーよ死ねよって笑われた事あるから忘れる訳ないし」
膝丈のスカート履いてたのに短いから死ねって笑われた
そんな暗黒時代の思ひ出を松井さんに言った。
それを聞いた松井さんは再び泣きそうな顔になり
「タクヤの敵討(かたきう)ちだと思ってラッセイラーの高校生活を邪魔してやってたのに…」
と、呟いた。
私「え…松井タクヤくん、し…死んだの…?」
ゴジラ「いや、生きてるけど」
すみません、「敵討ち」っていうからてっきり!!!
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