3月、もうすぐ春休み

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ゴジラ「え…だって…え…?私の勘違い…?」 今度は松井さんがパニクりだした。 私「あの頃『ラッセエラーさん』が周りに松井タクヤくんに告られたって言いふらしてたから、すごく噂になったし…」 それを聞いた松井さんは両手で顔を隠し、独り言のように小さく呟いた。 ゴジラ「私…てっきりラッセイラーの事だと…え…じゃあ私今までなんの為にラッセイラーに嫌がらせしてたの…?」 いや、聞かれても。 私「あ、因みにラッセエラーさんは隣町の高校に通ってるって聞いたよ…」 私は『ラッセエラーさん』が通う高校の方向を指さした。 ゴジラ「…マジでー…?」 松井さんは顔から両手をどけ、泣きそうな顔をしながら私を見た。 そして ゴジラ「…タクヤ、あれ以来引きこもってて高校行ってないし…連絡取れないし……あっ!タクヤのママに卒アル見せてもらって、その『ラッセエラー』って女が本当に居るか調べてみる! まだラッセイラーの事信じてる訳じゃないからねっ!」 『ラッセエラー』は存在するよ… だって 私「あたしラッセエラーさんに、デブのくせにスカート短くしてんじゃねーよ死ねよって笑われた事あるから忘れる訳ないし」 膝丈のスカート履いてたのに短いから死ねって笑われた そんな暗黒時代の思ひ出を松井さんに言った。 それを聞いた松井さんは再び泣きそうな顔になり 「タクヤの敵討(かたきう)ちだと思ってラッセイラーの高校生活を邪魔してやってたのに…」 と、呟いた。 私「え…松井タクヤくん、し…死んだの…?」 ゴジラ「いや、生きてるけど」 すみません、「敵討ち」っていうからてっきり!!!
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