春(最終章)

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私は、ヒカルさんの笑いがおさまるまで無言でいた。 ヒカル「ふぅ~…ふぅ~…もう…ラッセイラーたん…笑わさないでくださいよお…ふふふっ」 あああ…まだ尾を引いてる… 私「なにも面白い事言った覚えがないんだけどね…ははっ」 苦笑いなのか愛想笑いなのか曖昧な笑みを浮かべながら私はロビーにある時計をチラッと見た。 私「そろそろ教室行ったほうがいいかもね」 ヒカル「そうでつね」 ヒカルさんはいつの間にかいつもの無表情に戻っていた。 松井さんも不思議だったけどヒカルさんもガチで不思議な人だな…。
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