第2章

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「……………そうですか。確かに山に入って帰ってきたらずっと神子を続けるのは確かにきついかもしれませんね」 「えぇ……その年の17歳の男女から独りづつ選ばれるんですが…拒否は出来なくて…」 「神子は蚊帳の外にはでられない…うぅーん」 「わたし嫌です。この村から出たい!!空は飛べないけど.月へは行けないけど.この村に一生を捧げるなんて嫌、外へ出たいんです!!なんとかなりませんか?」 「………そうですね。では狐が迎えに来るのはどうでしょう?」 「えっ?狐が??」 「えぇ狐が」 「???……えっと訳がわかりません」 「それはですね~」 「えっそんなことで??」 「大丈夫です。神子…きっと上手く行きますょ」
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