4人が本棚に入れています
本棚に追加
/113ページ
額を押さえたまま
ゆかりが動かない。
顔を覗くと軽く涙目だ。
(゚д゚)うッそ!!!
俺は焦りながら
とッさに言い訳をした。
「優勝商品や」
するとゆかりが俺を見て
また吹き出すように笑い
額を触りながら
「いらねえ!!!」
と言ッた。
学校や生活が楽しくなッた
瞬間だッた。
それから俺たちは
前よりも話すようになり
学校でふたりでいても
おかしくないくらいに
なッていッた。
俺はあの時から間違いなく
ゆかりに恋をしていた。
でも俺は何が恋なのかさえ
知らなかッた。
球技大会がなかッたら
俺たちは仲良くなッて
いなかッたかもしれない。
最初のコメントを投稿しよう!