球技大会

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  額を押さえたまま ゆかりが動かない。 顔を覗くと軽く涙目だ。       (゚д゚)うッそ!!!       俺は焦りながら とッさに言い訳をした。   「優勝商品や」   するとゆかりが俺を見て また吹き出すように笑い 額を触りながら   「いらねえ!!!」   と言ッた。   学校や生活が楽しくなッた 瞬間だッた。   それから俺たちは 前よりも話すようになり 学校でふたりでいても おかしくないくらいに なッていッた。   俺はあの時から間違いなく ゆかりに恋をしていた。 でも俺は何が恋なのかさえ 知らなかッた。   球技大会がなかッたら 俺たちは仲良くなッて いなかッたかもしれない。  
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