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日曜の朝。
1人の少女がベンチに腰掛け、誰かを待っている。
「まだかな~?」
ベンチに座っているのは雫。
待っているのは勿論壟。
実際の待ち合わせ時刻は10:00なのだが、今の時刻は9:30。
雫はかれこれ1時間はベンチに座っている。
「ねぇ、彼女1人~?
俺達と遊ばな~い?」
いかにもチャラ男が話しかけてくる。
ナンパだ。
「ごめんなさい。
待ち合わせなの」
さすがは雫。笑顔を絶やさずに言う。
慣れているのだろうか?
「つれないな~。男待ってるの?」
チャラ男が聞いてくる。
この上なくうざったい。
「えぇ」
笑顔のまま言う。
作者ならキレますね。はい。
「え~!!
そんなヤツほっといて俺達と遊ぼうよ~?」
そんなヤツ。てところで雫の眉がピクリと動く。
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