中学校

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中学校

今まで住んでいた所より 市内中心部に 私と母親は引っ越した 母親は職場を変え 大きい病院から小さい病院へと変わった 私は中学校に上がり最初らへんは楽しく過ごしていた 私は反抗期真っ最中の時期に入っていた 学校から帰ると母親が帰っていた 母親は私に言った 「今日ご飯食べに行くから支度しなさい」 私は聞いた 「どこに?」 母親は言った 「会わせたい人がいるの」 私はすぐピンときた 男だ…と。 制服を脱ぎ私服に着替え 母親の車に乗り、その人と待ち合わせしていた店に着いた 店の中の奥に案内され席に着いた 男は笑ってこっちを見ている 母親はよそ行きの顔をしていた そして男が話し出した 「纒ちゃん、はじめまして」 私は緊張よりふてくされた態度だった それを見た母は 「ちゃんとご挨拶しなさい!!」 私は嫌々ながらも言った 「はじめまして、母がいつもお世話になってます」 と。 男の名前は仁さん 母親の担当患者の息子らしく、紹介されたらしい 運送屋の仕事をしていて母親より少し年上 鼻がモゲるようなコロンを付けてて、具合いが悪くなった覚えがある。 挨拶も終わり食事をしながら2人はペラペラ話をしていた 私は輪に入る事ができなかった 帰り際に男から 「纒ちゃん、またね!!」 なんて言われて 私は愛想笑いをした
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