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私は帰って
眠れなかった
“あの男何者…キモチワリィ”
母親は私にお弁当を作って出来立てを届けてくれたり、体操服のゼッケンを縫ってくれたり、母親らしい事もしてくれたけど
夜家に居るときは、仁さんとの電話での長話や、無理矢理私に変わったり、会話に入れたり、正直ウザい時があった
私の中で
母親が恋愛するなんてありえない…
再婚なんてもっての他
しかもあんなイカツイ男が父親なんて…
ありえない…
私の父親は一人だけなんやから
と思っていた
この時くらいから
私と母親は高い壁が出来るようになった
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