Speculation~思惑~

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コーナー 「此処か?」 ダニエル 「あぁ、採掘の終わった資源衛星軍”アルテミス”だ。 この先の奥にかなり大きなのがある。 要塞化するには十分な大きさだよ。」 グロリア 「あ、あれね? 確かにかなりの大きさだね。」 ゲリル 「此処ならいいな。 地球圏迄二週間って所か。 資材が来たら直ぐに取り掛かろう。」 ダニエル 「MobileArmsがあるから資材運びとかはかなり楽な仕事だと思う。 中の設備が大変だな。 トータルで二ヶ月は掛かるだろう。」 コーナー 「仕方ないな、こんな状況になったから、体制を整えるのが最優先だ。」 ダニエル 「お!やっと状況を把握したか(笑)」 コーナー 「黙れ(汗)」 ダニエル 「チャーリーの所に行ってくる。 次のMobileArmsの話しとデブリの大きめの衛星のコントロールシステムの話をしてくる。」 グロリア 「アタイも行くよ。」 二人はブリッジより出て行った。 通路を歩く二人・・・ グロリア 「ダニエル、アタイ達のMobileArmsはどんなのになるのかな?」 ダニエル 「TMX001R 通称名”ギガンテス” サイクロプスはMobileWorkerを改良し発展させたが、所詮Workerの臭いが残る。 僕達の機体はその辺のデータを元に一から設計し、フレームは勿論、ジェネレーターや核融合炉、スラスター、OS全て一からだ。 性能は約3~5倍になるな。」 グロリア 「凄い・・・乗りこなせるかな・・・」 ダニエル 「君なら大丈夫だよ。」 そう話してるうちに、二人はチャーリーの研究室に着いた。 「コンコン」 チャーリー 「誰?」 中から無愛想な声が聞こえる。 ダニエル 「ダニエルとグロリアだ」 チャーリー 「グロリアだけ入っていいよ(笑)」 ダニエル 「冷たい事言うなよ。」 チャーリー 「冗談を真に受けるな、入っていいよ。」 自動扉が開き中に入るといかにも”マッドサイエンティスト”な長身男が居た。 チャーリー 「ギガンテスが気になるか?」 ダニエル 「あぁ、あんなGENIMASなんての見せつけられたら負けたくないんでね。」 チャーリー 「もうすぐで準備は調う。 資材船が届けは二週間で仕上げるよ。 しかし、あの”GENIMAS”とか言う機体・・・一機欲しいな。」 不気味な微笑みをしてダニエルとグロリアを見る。 まぁ、努力はするよ(笑)
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