Prologue~序章~

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エドワード総督 「ほらな・・・ 何時の時代にも居るんだよ、こう言うの。」 グレン 「我々は、この度、この様なワークマシンを改良、大型化したMobileArms(有人機動兵器)”サイクロプス”を開発した。 更に、我々は木星から採取出来るガスから電波等を遮断する特殊な粒子の抽出にも成功した。 今、戦闘機しか持たない地球連邦政府には我々に勝つ要因は一つも無い。 大人しく、宇宙統一政府を解体せよ。」 イアン准奨 「奴らはテロを起こす気か!」 エドワード総督 「まさか、あんなのを開発しているとは・・・ イアン准奨、大至急軍備を増強しろ、木星からこちらに来ようとしても一ヶ月は掛かる、私は各コロニー連合と話をする。」 イアン准奨 「了解しました!」 エドワード総督 「こちら地球連邦政府、エドワード・デリオです、火星圏コロニー、ウッドマン総督、月都市、アグロ総督聞こえますか?」 アグロ 「聞こえてる。」 アグロ・大橋、月都市”ムーンオアシス”の総督である。 ウッドマン 「今の身勝手な放送は何だ!」 ウッドマン・マネラ、火星圏コロニー国家総督である。 エドワード総督 「先月、木星圏のシュラク・トニーが突然失踪した話は覚えてますよね? まさか、こんな事態になるとは・・・」 アグロ 「まったくだ・・・まさか、あのグレンとか言う奴に・・・」 ウッドマン 「多分・・・しかし、そんな事より、兵力の増強だ! 奴らあんなロボットを造ってる上に、電波の無効化? ファントム機(無人機)や遠隔ミサイルも使えんぞ。」 エドワード総督 「完全に有人で有視界下戦闘、即ち白兵戦になる・・・ となると奴らが言ってるMobileArmsが有利と言う事になる。」 アグロ 「今からあんなの開発出来るか?」 ウッドマン 「今から一年は掛かるな・・・」 エドワード総督 「とは言え、何もしない訳にはいかない、大急ぎで開発させます。 兎に角、今は団結が必要です、よろしくお願いします。」 アグロ、ウッドマン 「解った。」 エドワード総督 「何とか時間稼ぎしなくては・・・」 そうして時は流れて行く・・・
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