1章

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「ねぇ、純也?」 真っ白な病室で眠っていた彼女が身体を起こした。 「どうした?」 彼女の身体を支えて起こしてやりながら笑顔を向ける。 しかし上手く笑えていない気がする 「純也、あたしの事好き?」 それに比べ前と変わらない笑顔で話かける彼女。 「あぁ、大好きだよ?」 もう一度彼女に笑いかける。 今度は上手く笑えた。 「ありがとう」 とクスリと笑う彼女。 そして、 「でもね、純也。あたしはもう純也が嫌い。 だからさようなら」
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