【序】

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こんなに苦しいならいっそ消えてしまえれば楽なのに。 でも、弱すぎる僕には何も出来なくて… ただ、流れ行く時間に身を任せることしか出来なかった。 いつからだろう? 自分はおろか、他人にも興味を示さず。 何をするにも無気力になったのは… たまに息をすることさえ面倒になる。 僕は今、現実世界に取り残され無駄に時間を費やしていた。 ゲイとして生きるのがこんなに辛くて苦しいなら… 僕なんか生まれてこなければ良かった..
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