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私は青いラムネを一粒持って、寝室に入って鍵をかけた。
海「ママ!飲んだらすぐストップウォッチのボタン押すんだよ!」
ドアの外から海が話しかけてきた。
私「うん。わかった。」
我ながら 家の親子はどっちが親だかわかんない。
私は覚悟を決めて…ゴクン!と飲んだ。
ストップウォッチのボタンを押す。
チッチッチッチッ…
一分たった。
まだ変わらない。
チッチッチッ…
二分たった。
まだ変わらない。
チッチッチッ…
三分たった。
あらら…身体が陽炎みたいにゆらゆらと…パッ!
次の瞬間!
もう 20歳の私がいた。
ドンドン!ドンドン!
ドアを叩きながら、「ママ! ママ! 大丈夫??」心配して、海が叫んでいる。
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