スパイ大作戦

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海「どうよ。 めちゃめちゃ可愛いしょ! 兄貴のツボっしょ。」 ヤマヒコ「ああ。 可愛いなぁ。 あの、お名前は?」 アキラ「えっと。私の名前は…」 モジモジしてると、すかさず海が 海「彼女の名前は アキラ。 わたしとタメ。最近友達になったんだけど~、モデルの仕事してみたいって言うからさ。 それで、兄貴に紹介したの!」 よくペラペラと嘘が言えるものだ。 さすが、自称小説家。 ヤマヒコ「えっ。 モデル? モデルやりたいの?」 海「何 がっかりしちゃった?」 ヤマヒコ「ああ。俺はてっきり…」 アキラ「えっ!? なんですか?」 ヤマヒコ「いえ! 何でもないです。 でも、モデルとなると…簡単にはいきませんよ。」 アキラ「やっぱり…。駄目ですね。」しょんぼり。 海「堅いこと言うなよ。アキラが落ち込んでるじゃん。」 すると慌てて、 ヤマヒコ「ダメってわけじゃないですよ。 じゃあ、カメラテスト受けますか?」 アキラ「ハイ! お願いします!」ニッコリ アキラが笑った瞬間。山彦が持っていたスプーンを落とした。 ガチャン! スプーンはテーブルの下に落ちた。 慌てて拾おうとして、テーブルに頭をぶつけた。 海「兄貴。何やってんの。ウケる !」 ヤマヒコ「海!うるさいぞ! すぐスタジオ空いてるか確認します。 ちょいと待ってください。」 携帯で何やら部下に指示している。 その口振りに ちゃんと仕事してるんだなぁ。と母として感心する。 おっと。 今は母じゃなかった。
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