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あっという間にスタジオに着いちゃたよ。
タクシーを降りると山彦が待っていた。
ヤマヒコ「もうスタンバイできてるから。
こっち!」
私達の前をスタスタ歩いていく。
Aスタの重い扉を開けると…
懐かしい感じがした。
眩しいライト。
カメラのシャッター音。
カメラ「へぇ~。 2代目が必死に頼むから、どんな女かと思ったけど…
普通じゃね?」
チャラチャラした感じのお兄ちゃんが声を掛けてきた。
と思ったら、山彦の友達の工藤君じゃんないの。
『こらこら。社長の奥さんだよ!家に遊びに来た時は礼儀正しい良い子だったのに…』アキラ心の声
アシスタント「何言ってるんですか~。 メッチャ可愛いじゃないスカ!
ねぇ。2代目!」
調子良くもう1人が言っている。
えっと~この子は誰だっけ? 工藤君と一緒に遊びに来たきがするけど…
考えてる間にホワイトスクリーンの前に連れて行かれた。
クドウ「まあ、どうでも良いけど~早くやっちまおうぜ!
どうせ、ちょいと可愛いだけの素人だろ!」
素人?
工藤のその言葉で私のモデル魂に火が着いた!
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