零号

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「早くしろ!」 「……はい…」 零号は口元を子供のように 服で拭くと少し真面目な顔をして 話し始めた。 「私はどっかにある将門研究所で育った。」 「どっか?」 「必死に逃げて来たから道なんてわかんなかった。」 ………ん? 「逃げて来た?……話が見えん。」
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