同居人は生きる伝説

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「よっ…い、しょ…うわ!」 引き上げた勢いが余り、彼女を抱き抱(かか)えるようにして後ろに倒れてしまった。 「でも、なんとか助けれた」 ほっ、と安堵のため息を漏らす――のだが、とある事にきずく。 彼女から伝わってくる感触だ。 鎧所か布でもない、もっと柔らかい――そう、ちょうど人肌の様な。 そこまで考えてまさか…ね、と一抹の不安を抱(いだ)きつつ視線を下にずらす。 最初に見えた肩、色白の肌色――肩袖の無い服、だよね?。 期待を胸に、かるく…ゆっくり…首を持ち上げた。 扇状に広がる女性の髪の隙間から見えたのは ………肌色………
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