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「だが…フフ、君が呉れた"希望"だからな。その名に劣らぬ様に生きよう」
もう一度見せた顔は、やはり笑顔だった。
そして彼女…リディアが、ところで――と続けていく。
「リクヤ、君の村にはどうやって行くのだ?。此所から人里までは距離があるのだろう、荷物は纏めてあるようだが」
「あぁ、それなら大丈夫です。さっきクエスト終了の合図をだしたんで、そろそろだと思うんですけど…」
そう言って森の入口を見たリクヤは、あっ来た来た――と、駆けて行った。
リディアも彼を追って目線を向けると――、一頭の草食竜アプトノスが木の車を引いていた。
彼女も走り寄る。
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