第1話

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君は今幸せか? 俺達はあの頃毎日が幸せだったな… できれば、あの頃に戻りたい… でも、お前は進めと言ってくれたな… 「好きなんだ!付き合ってくれ!」 「わ、私なんかで良いんですか?」 「君が良いんだ!」 「ありがとう!私も好きです!」 こうして俺達は付き合う事になった。 「いいな~蘭」 「本当!あの奏君と付き合ってるなんて」 「うん////ずっと好きだったんだ。すっごく嬉しい」 「お~お~幸せもんだね~」 「皆も付き合ってる人いるじゃん!」 「でも、あの学園のアイドルの奏君がねぇ?」 「とっても素敵な人だよ!」 「皆知ってるよ」 「ちょっと良いかな?」 「奏君!」 「どうしたの?」 「一緒に帰ろうと思ってな」 「うん!」 「奏君!蘭を幸せにしてあげてよ!」 「あぁ。約束する。」 この頃の俺は今しか見えてなくて、これからの試練に俺は気付かなかった… 「奏君」 「どうした?」 「私幸せだよ?」 「急にどうしたんだ?」 「だって今言わないといつ言えるかわからないもの」 「これからもずっと一緒だから大丈夫だ」 「…うん」 この時俺は彼女の悲しそうな顔に気付いてやれなかった… 「じゃあ私はこっちだから」 「家まで送るよ」 「え、でも遠回りになっちゃうよ?!」 「これでも彼氏なんだ。彼氏らしいことさせてくれよ」 「!うん!」 蘭の家までは何気ない世間話をしながら、蘭の家まで送った。 「ありがとう!また明日ね!」 「あぁ、また明日な」 「うん!バイバイ!」 「あぁ。」
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