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「おはよ~!」
「お!幸せもんの登校だ!」
「もう!それはいいじゃないの!」
「おはよう」
「奏君だ!」
奏が来ると女子体興奮しだす
「奏君、蘭って子と付き合ってるって本当?!」
「そうだよ。でも、付き合ってるんだから、蘭を傷付ける事などしたら、俺は君達を許さないからね」
「奏君…」
「俺を好きになってくれてありがとう。その気持ちは嬉しいよ。ありがとう。」
「おはよう蘭」
「おはよう奏君」
「調子はどうだ?」
「大丈夫だよ!元気!」
「そうか」
蘭は俺を見て笑ってくれた。その笑顔が俺の全てだった。
俺はいつも女の子達に囲まれていた。
だけど、彼女。蘭は違った。
媚びるような笑顔は無く、ただ、純粋な綺麗な笑顔だった。
ただ、すれ違っただけだったけど、その時の彼女の笑顔は俺にとって古いけど…天使に見えた。
それから俺は蘭の姿を眼で追うようになった。
俺は気付いたら、どんどん好きになっていた。
そして、あの時俺は告白した。
まさか付き合ってくれるとは思わなかった。
だから、俺は蘭を大切に…幸せにしたかった。
「奏~一限目体育だぜ~」
「おう!サンキュー!」
「じゃあ蘭、俺達着替えて来るから、蘭達も着替えて来いよ。」
「確か今日女子と男子合同じゃなかったか?」
「そうだったか?」
「そうみたいだよ?」
「そうなの?」
「確か跳び箱じゃなかった?」
「高校生にもなって跳び箱かよ~」
「卓哉文句言うなよ」
「跳び箱?私苦手なんだよね~」
「春香は運動苦手だもんね」
「蘭と奏君が運動神経抜群なんだよ~」
「「そんなことないよ(ぜ)?」」
「うわ~ハモるほど仲がいいみたいだね~」
「ヒューヒュー!」
「冷やかしてる暇があるなら行くぞ卓哉。置いていくぞ」
「わ~ごめんって~待ってくれよ~」
「私達も行こうか」
「そうだね。」
着替えた4人は体育館に向かった。
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