第1話

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「おはよ~!」 「お!幸せもんの登校だ!」 「もう!それはいいじゃないの!」 「おはよう」 「奏君だ!」 奏が来ると女子体興奮しだす 「奏君、蘭って子と付き合ってるって本当?!」 「そうだよ。でも、付き合ってるんだから、蘭を傷付ける事などしたら、俺は君達を許さないからね」 「奏君…」 「俺を好きになってくれてありがとう。その気持ちは嬉しいよ。ありがとう。」 「おはよう蘭」 「おはよう奏君」 「調子はどうだ?」 「大丈夫だよ!元気!」 「そうか」 蘭は俺を見て笑ってくれた。その笑顔が俺の全てだった。 俺はいつも女の子達に囲まれていた。 だけど、彼女。蘭は違った。 媚びるような笑顔は無く、ただ、純粋な綺麗な笑顔だった。 ただ、すれ違っただけだったけど、その時の彼女の笑顔は俺にとって古いけど…天使に見えた。 それから俺は蘭の姿を眼で追うようになった。 俺は気付いたら、どんどん好きになっていた。 そして、あの時俺は告白した。 まさか付き合ってくれるとは思わなかった。 だから、俺は蘭を大切に…幸せにしたかった。 「奏~一限目体育だぜ~」 「おう!サンキュー!」 「じゃあ蘭、俺達着替えて来るから、蘭達も着替えて来いよ。」 「確か今日女子と男子合同じゃなかったか?」 「そうだったか?」 「そうみたいだよ?」 「そうなの?」 「確か跳び箱じゃなかった?」 「高校生にもなって跳び箱かよ~」 「卓哉文句言うなよ」 「跳び箱?私苦手なんだよね~」 「春香は運動苦手だもんね」 「蘭と奏君が運動神経抜群なんだよ~」 「「そんなことないよ(ぜ)?」」 「うわ~ハモるほど仲がいいみたいだね~」 「ヒューヒュー!」 「冷やかしてる暇があるなら行くぞ卓哉。置いていくぞ」 「わ~ごめんって~待ってくれよ~」 「私達も行こうか」 「そうだね。」 着替えた4人は体育館に向かった。
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