エステ

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なんか面倒くさいなぁと思いつつも、事務所にわざわざ置いてあるってことは結構良い物を貰えるかもしれないとバカな淡い期待をしながらついて行くことに。   そして会話も無く2~3分程歩き、人通りの少ない路地を曲がった所にあるビルに男は入って行った。   狭い階段を上がり2階にある事務所らしきドアを開けた男は、私の方に振り向き小声で言う。   『ここだよ。記念品は中の社員が渡すから、ちょっと待っててね』 そう言うと入口に私を待たせたまま、受付の人に声をかけに行ってしまった。   そして、戻って来た男は私にニコっと笑いかけ、軽く会釈をしてそのまま帰ってしまったのだ。   えっ!? なんか嫌だなぁ…… と、戸惑いながらどうしていいか迷っている間に、細くて髪の長い綺麗なお姉さんって感じの人が近づいて来る。
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