トモx光一

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「お化け屋敷行こ!!!ここのかなり怖いらしいよ♪」 以外に美味しかった弁当につい流されつつも、片桐先輩に誘われお化け屋敷に… 学校でやるのとでは断然差があるけど…やっぱ思い出すよな…ι 結局、ジャンケンでトモと鹿川先輩が先に入り、俺と片桐先輩が続いて入る事になった。 「廃業した病院をそのまま移築したんだって」 懐中電灯を顔の下から当て、ケラケラと笑いながら片桐先輩が話す。 「アキと友近君、なかなかくっつかないよねー アキ、結構可愛いと思うんだけどなぁー ねぇ、光一君。友近君の好み知らない?」 「…さぁ…」 女に興味があるかすら分からない。つうかもしトモが鹿川先輩を選んだら、俺は失恋?になんのか? ぼーっと考えながら歩いている内に、片桐先輩とはぐれてしまう。 まぁ片桐先輩の事だから大丈夫だろうけど… 一人でうろつく内にかなり奥まで来たらしく、トモと鹿川先輩の姿を見つけ、走り寄ろうとした時、トモが…鹿川先輩にキス…した… 最悪…… 足が動かない。 二人は何事も無いように道を曲がって行く。 やっぱ…失恋?つうか…トモが鹿川先輩にキスした事より、それを見てかなりのショックを受けてる自分にビックリだし、トモの気持ちがますます分からないのが哀しくて仕方ない。
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