出会い

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「…ん?」 ふと、見覚えの無い景色に思わず足が止まった いつもの道を通ったはずなのだが慌てていたせいか見知らぬ場所に迷い込んでしまった様だ 「なに…ここ?」 妙な場所だった まだまだ寒い時期なのに草花が綺麗に咲き乱れている ふと辺りを見渡すと少し離れた場所に大きな木が見えた 不思議な事にその木だけが葉も花もついて無く目立っている 「なんの木だろう?」 引かれる様に彼女は木に向かって歩きだした
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