永遠亭の日常

2/6
54人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
十分後・・・ 鈴 「入りますよ。」 襖の向こう側からうどんげの声がする。 優 「はい。」 鈴 「すぐに引きますね。」 うどんげは布団一式を優の部屋に引いた。 優 「ありがとう。」 鈴 「いいですよ。」 会話をしていると・・・ ? 「これ誰?」 優 「(あれは!さっきの兎!)」 ? 「鈴仙、これ誰?」 優 「これというのをやめてくれ。」 鈴 「彼は‘鈴華山 優’さん。外の世界から来たらしいの。」 ? 「へぇ~」 優 「よろしく。」 ? 「よろしくね!」 優 「・・・・・・」 ? 「・・・・・・」 優 「(なんだ・・・この空気。なにか、話さなければ不味いよな。)」 優 「あの、名前は?」 ? 「因幡てゐ。」 優 「へぇ。」 優 「よろしく。」 因 「どこから来たの?」 優 「(えらい唐突に。)実は覚えていないんだ。」 鈴 「てゐ、そこまでにして、少し休めてあげて。」 因 「わかった。」 優 「(思ったより素直だな。)」 優はてゐの本性をまだ知らない・・・ 鈴 「体を休めてくださいね。」 八 「優。」 優 「(休む暇ねーー!)」 優 「なんですか?」 八 「あなたの能力の名前がわかったのよ!」 優 「!!」 八 「あなたの能力は・・・」 静寂させる程度の能力。 優 「静寂?」 八 「あなたは‘目’を青くさせることが出来るはずよ。」 優 「そんなんことができるんですか?」 八 「物の試しにやってみなさい。」 優 「はい。」 全くやり方のわからないまま適当にやってみた。 すると・・・・・ 優 「どうですか?」 永琳が少し眠たそうにしている。 八 「できてるわね。」 優 「大丈夫ですか?」 八 「大丈夫よ。さっき薬飲んどいたから。」 八 「うどんげ、やりなさい。」 鈴 「いいんですか?」 八 「大丈夫よ、発動中だから。」 鈴 「それでは・・・」 八 「ほんとは、優曇華の目を見ると、狂ってしまうのよ。でもあなたの能力でそれを抑えているのよ。」 八 「二人とも解除!」 優・鈴 「はい。」 目の色が戻った。 優 「これが能力・・・」 八 「そうよ。これから有効に使いなさい。」 優 「わかりました。」
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!