序章/出会いは唐突に

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「……う~ん…7時?」 今だに覚醒しない脳にムチを打って、思った事を伝える 「馬鹿!!もう12時だ!じゅ・う・に・じ!!」 何故かは知らないけれど必死にそう言ってくる声。どっかで聞いた事があるような気がするんだけど全然誰だかわかんない。というか今猛烈に眠い……。 「……そう…。じゃあおやすみ……。」 そう声の主に伝えて今度こそ携帯を切ろうとしたが、それはまたも阻まれてしまう。 「いい加減に起きなさい!!今すぐ学校にこないと単位あげないわよ!!そしたら貴方留年だからね…。」 そう言う声は半ば呆れていた。 そっか、私今すぐ学校行かないと留年なんだ……。今すぐ学校…学校……学校!?
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