わたし

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『わたし』と     『あなた』       相容れない存在だ、って愚痴をこぼす前に     ちょっとだけ考えてみてください     『あなた』が生まれた時の事を     どれだけの手の温かさと     笑顔と       祝福の中で     あなたは産声をあげたのでしょうか       よく、『生きる意味』ばかりを探し回る人がいるけれど     不必要なものなのかもしれない     もちろん、『わたし』にも、それはまだわかりません     生命の営みというものがあって     今わたしはここにいる      父さんや祖父ちゃん     そのまた上の上の先祖達誰か一人でもいなかったら       『あなた』も『わたし』もここにはいないんだね         …さあ、あなたの番ですよ?       今度は『あなた』が誰かに温かさをあげるの     そして、消えないように守ってあげてください     意味なんて     後からついてきますから…
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