堕ちる瞬間

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軽くお酒がまわって気分のいいあたしは、目がおかしくなってしまったのか、 カツが前より格好良く見えてしまい、なんだかカツの目を見て話せない。 部屋までの廊下を、ゆっくり話ながら歩く2人。 会話は弾む。 けど、なんだろう。 なんか恥ずかしくてカツをたまにしか直視できない。 隣を歩くカツは、あたしを見下ろしながら、笑っている。 あたしの身長は167センチ。 男の人に見下ろされることなんて、めったにない。 だからよけいに、背の高いカツにドキドキした。
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