二章 危ない依頼

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逃げ足の早い奴だ。しかし、これで平井にまともな話を聞ける。 プラスに考え、後ろを振り向くと、平井がいた。   平井「追いかけないんですか?   長井「もう無理だろう。そういえば…、確か中原について何か考えてなかったか?   平井「いや、知らない人だなぁ~って   長井「あ……そうなの   知らないのに知ってると嘘をつく、というのはメリットがあるからだろう。 スパイかどうかは不明だが、同伴で平井に会いたい、というのも何か仕掛けがあるのだろうか     …………   長井「足、速いね   平井「そっ、そうですか?     そろそろ遅い時間なので、そのまま帰路につくことにした。バスは同じなので、いろいろと話を聞くことにする。   長井「平井さんは、他校の生徒に知り合いっているの?   平井「知り合い、まぁ何人かいますよ。   長井「仲悪い奴は?   平井「…それを聞いてどうするんですか?   長井「……まぁ、   中原の行動が行動なだけに、「中原がいじめの事を~」と話をしても信用はしないだろう。   そもそも、行動が怪しく無くても誰も信用なんかしないだろう。   (今日は諦めるかな…。中原の話は信用しない方がいいだろう)
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