2人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
逃げ足の早い奴だ。しかし、これで平井にまともな話を聞ける。
プラスに考え、後ろを振り向くと、平井がいた。
平井「追いかけないんですか?
長井「もう無理だろう。そういえば…、確か中原について何か考えてなかったか?
平井「いや、知らない人だなぁ~って
長井「あ……そうなの
知らないのに知ってると嘘をつく、というのはメリットがあるからだろう。
スパイかどうかは不明だが、同伴で平井に会いたい、というのも何か仕掛けがあるのだろうか
…………
長井「足、速いね
平井「そっ、そうですか?
そろそろ遅い時間なので、そのまま帰路につくことにした。バスは同じなので、いろいろと話を聞くことにする。
長井「平井さんは、他校の生徒に知り合いっているの?
平井「知り合い、まぁ何人かいますよ。
長井「仲悪い奴は?
平井「…それを聞いてどうするんですか?
長井「……まぁ、
中原の行動が行動なだけに、「中原がいじめの事を~」と話をしても信用はしないだろう。
そもそも、行動が怪しく無くても誰も信用なんかしないだろう。
(今日は諦めるかな…。中原の話は信用しない方がいいだろう)
最初のコメントを投稿しよう!