プロローグ

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  「そんなことはありませんよ。僕は至極一般的です。おかしくなっているのはむしろ世界の方ですよ」 「ほぅ・・・・・・具体的にはどんなのがです?」 「まず第一に、出来ちゃった結婚ですね。子どもが出来たから結婚するなんて・・・・・・お互いに好き合うから結婚じゃないんですか?」 「それは確かに・・・・・・です」  それに、結婚する前に子どもが出来るというのもどうなのかなど、まだ色々と言いたいことはあるのだが・・・・・・ 「そして第二に女子生徒の過剰な化粧が気になります」 「・・・・・・あれ? 急にピンポイントな話題になったです」 「実はこっちの方が重要だったりします」 「えぇ~・・・・・・です」 「だって実際に身の回りで起こってる問題ですよ? こっちの方がよっぽど辛いです」  たまにパンダ見たいな化粧の女子もいたりして・・・・・・正直見ているとだんだん人間に見えなくなってくるというか・・・・・・  とにかく、社会的にもあまり濃い化粧は印象は良くないのだから、周りのためにも自分達のためにもなんとかして欲しい。 「ちなみに私はノーメイクです」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・まぁ、それが本来の学生らしいと言えばそうですね」 「タイムラグは約6秒・・・・・・ツッコミたかったですか?」 「これ、あきらかにツッコミ入れたら負けですよね?」
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