忍者、学校へ参る!

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『暇だ……』 職員室前、葵に放置された禮夜。周りには誰も居ない…と、思っていた。 「こんにちわ」 「……ああ」 禮夜の隣には眼鏡をかけた男が立っていた。禮夜よりも少し背が高い、ボサボサ髪の男。 その男は禮夜の手を引き職員室へ連れて行く。 「君も転校生でしょう?俺も今日からこの学校に通うんだ」 「そ、そうなのか」 職員室に入り、目についた先生を見付けると担任まで案内してもらう2人。 なんと2人は同じクラスだった。 「あは、一緒のクラスだね♪俺は『高田隆也』って言うんだ」 「…タカタカ?」 「『タカダ タカヤ』…うーん、いいボケをありがとう」 禮夜が自分の名前を言おうとした時、担任に呼ばれ2人は教室へと向かう。 先生がHRの時間になっても来ない教室は、自由勝手な時間を過ごす生徒達。 お菓子を食べるなり、音楽を聴くなり、黒板に落書きなど…。葵もその中の一人だ。 「葵~、先生マジ遅くね?」 「あ─…ソレね、今日転校生来るからだよ」 「Σウッソマジで?マジで?!」 「お前マジマジ煩いよ」image=205494056.jpg
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