忍者、学校へ参る!

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「…低くないか」 いざグラウンドに立てられた高跳び台と棒。 高さは人間2人分程はあるのに低いと言うこの男。 「あ゙ー?これ以上高いのなんて俺等の学校にはねーよ」 「しょうがないな…」 ブツクサと文句を言いながら台の前まで走って行く禮夜。 ── ダン!!! あの高さの台を軽々と跳び越えた。 そしてぽつりと一言。 「…低い」 女子の黄色い(ピンクい?)歓声が響く。ここはライヴ会場か? 「次は隆也君の番だよ~v」 「頑張ってね~vV」 「あー…はい!」 隆也君はすぐに台に向かって走り出した。 「ちょ、高さ低くして…」 ── ダン!!! なんと、隆也君も楽々と台を跳び越えた。 「え?…あの、何か言いましたかー?」 「なな、何も言ってねーですよー!」 絶対コイツ等人間じゃないよ…鳥人だよ…。それかカエルかバッタ。 周りが歓声で煩い中、一人沈む私だった。 「危なかったぁ!もう少し高かったら駄目だったよ」 「そうか?余裕だっただろう」 「そんな事ないよ!禮夜君の方が余裕だったじゃん!」 「まぁな」 なんか友情が芽生えてるよこの2人!
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