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『今朝○○区の商店街で「刀を持った男が暴れている」と言う通報がありました。現場の○○さん!』
『はい!私は今、男達が暴れ回っていたと言う現場に来ています!』
テレビにはニュースレポーターの女の人が町中を歩いている映像が流れていた。
『今は誰も居ないようですが…『ぅわッ何だお前らは!!』
『カ、カメラさんどうし…きゃぁぁぁあああ!!!』
ザ───────……
「……砂嵐になっちゃった」
「どうなっているんだ…!」
「うん…カメラマンの人達大丈夫かな」
「どうやったらこんな小さな小箱に人が…!!」
「Σそっちかよ!!!」
禮夜は珍しそうにテレビを触っている。
プッ、とテレビの砂嵐が消えた。いつものニュース風景に戻り、砂嵐の謝罪。
本当にいったいどうなってんの?!
「刀を持った人達って…禮夜と関係ありそうな予感が…『あ、たった今…その男達の映像が送られてきたようです!』
急いで禮夜を退かしてテレビを見た。数人の男達が刀を振り回しながら暴れている。
「…あ」
「どうしたの禮夜?」
「コイツ等知ってる。俺が殺そうとしてた殿様の部下じゃないか?おい、お前等なんでそんな小さい箱に居る!」
禮夜はテレビをバシバシ叩きながら声をかけている。
「禮夜、聞こえてないから。それは映像だから」
「そうなのか?」
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