「……」
尚も1人でペラペラ喋り続ける晃司。
あーあ。
ふざけんなアホ。
何が恋だよ。
そんな綺麗な言葉で全てが上手くまとまるんなら、淫行なんて言葉なんて無いよ。
“気になる”イコール“恋”イコール“交際”なんて方程式は、ただでさえ成立しない。
もっとも、俺らみたいな関係性なら尚更。
「時に圭君。
お前、それ、生徒とかじゃないだろうな?」
急に振られた質問にギクリとした。
やばい、赤いランプついてんじゃん。
今気付いたけど。
本当のこと言ったら親父に報告がいく。
「ん、なわけないだろ。
職場のオトナの人間」
咄嗟に嘘をつく。
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