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「や……あ、あ…‥!もっ…と‥ッ」
俺の髪を掴んだ竜也の指先に、力がこめられる。
膝を立てた竜也の脚のあいだから見えるその表情は、一晩限りの相手にするにはもったいないと思うほど…‥
「――激しいのが、好き?」
根元を持ち上げて、横から噛り付きながら問い掛ける。
「‥んぁあっ…やぁ、っ!」
―――官能的だ‥
とめどなく先端から溢れる蜜を、濡れ光るその全体にさらに塗り拡げる。
上下に扱きながら、存分に繰り返した愛撫をまた舌で始める。
「んんっ…んっんっ、っああっ!」
竜也の細い腰が浮く。
より強い快感を与えるために、余った方の腕で竜也の腰を抱き抱えた。
竜也は俺の喉奥まであたるくらいに腰を淫らに自ら振った。
俺の髪を掴んでいた両手、その片方は既にシーツを握りしめ、宙に浮いた腰を支えた。
「‥っはぁ、はあっ、ああ、う‥気持、ち…ッ」
掴んだ髪を、くしゃりと撫でる手の平。
したたる透明な蜜が、少しずつ白みを帯び始めたことを舌で知る。
今までの愛撫が手加減だったのかと思わせるほど、強く、吸い上げた。
「っああ!い……っ!あっ…、いくっ‥…!」
激情のままに口内に打ち付けられる、竜也の自身。
「ん…、ッッ!」
短いその声を喉に震わせて、竜也は欲を吐き出した。
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