December 24th.

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「――っはあっ、はあっ‥ふ、ッン!」 まだ呼吸すら整わない竜也の唇を塞いで、『最後のひとくち』を注いだ。 そんな趣向は持ち合わせてなかったけれど、竜也の色香が俺を狂わせる。 「…竜也、俺のも飲んでね‥」 「‥…っいい、性格してんね」 キスで膨れた竜也の紅い唇を指でなぞって、そのまま首筋、鎖骨へと這わせていく。 「今夜はおかしいみたいだ、俺‥」 這わせた掌が、胸の突起に辿り着いたとき、ここまで乱したいと思う相手を見つけた喜びを口にした。 その言葉に、竜也は妖艶すぎる笑みを浮かべた。 「あなたのモノになら、なってみてもいいかな」 言葉の真意なら、判らなかった。 だけど、 きっと長くは続かないんだろうと… そう、思った。 手にしても、しなくても、幻だったのかと思わせるような時を迎えることを。 この儚い存在からは容易に想像ができる。 一瞬、一秒ごとに愛を注ぐことしか、 竜也には赦されない気がした―――… 「‥じゃあ、 さっきの約束を果たしてもらおうかな」 言って、先端を濡らした自分のモノに竜也の手を宛がった。 .
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